写真:企画・統括プロデュース・脚本監修・宣伝アートディレクション・デジタル戦略を担当した木曜劇場「東野圭吾ミステリーズ」の宣伝ポスター

フジテレビ/スカパーJSAT(出向)において、デジタル領域の研究開発と並行して、コンテンツ制作者として数多くのテレビプログラムコンテンツ・ウェブコンテンツ・デジタルコンテンツ・クリエイティブディレクション・アートディレクションを担当した。活動領域はバラエティからドラマまで、地上波・衛星波・インターネットそれぞれのフォーマットにおいて企画・制作・開発に携わり、成果の多くは業界のスタンダードとなっている。また、在京民放キー局主体で初のCS放送によるハイビジョン放送「フジテレビCSHD」(現・フジテレビNEXT)を新規事業として立ち上げ、CS放送トップチャンネルとなる礎を築いた。
国立美術館に転じてから、東京国立近代美術館における4K映像品質による3Dウォークスルーコンテンツ・VRコンテンツ、国立美術館傘下各館の4K動画コンテンツ・ウェブコンテンツを手掛ける。現在、国立アートリサーチセンターにてデジタル戦略に関わるコンテンツ制作全般、国立美術館各館における各種コンテンツ制作を担当している。

主な業績

テレビプログラム「東野圭吾3週連続スペシャル」 
=編成フォーマット開発
=各話チーフプロデュース・脚本監修
=宣伝アートディレクション
受賞:株式会社フジテレビジョン編成局長褒賞奨励賞

CSチャンネル「フジテレビCSHD」(現フジテレビNEXT)
=開局統括担当
=開局編成担当チーフ
=CS放送用ハイビジョン番組制作

国立美術館コンテンツ領域
=東京国立近代美術館 3Dウォークスルーコンテンツ・VRコンテンツ制作
=国立美術館各館 4K8K動画コンテンツ制作
=国立アートリサーチセンター デジタル戦略関連コンテンツ制作

制作年表

1992年‒1993年|株式会社フジテレビジョン
・民放初のハイビジョンドラマ・市川崑劇場「その木戸を通って」の美術チームに参加し、美術コーディネートとセットデザインを担当
[付記]ベネチア国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭上映作品


1996年‒2002年|株式会社フジテレビジョン
・テレビプログラム「SMAP×SMAP」にてアートディレクション(セットデザイン・CGデザイン・VFXスーパーバイザー)を担当
・同番組にて制作した短編3DCGアニメーションが、ゲスト出演したジョージ・ルーカス氏から高評価を得る
・フジテレビゴールデン帯・プライム帯・深夜帯番組のアートディレクションを多数手掛ける 


1998年‒2002年|株式会社フジテレビジョン
・テレビプログラム「Flyer TV」「FNNスーパーニュース」にてバーチャルスタジオのアートディレクションを担当


2003年‒2005年|株式会社フジテレビジョン
・フジテレビ公式ホームページのクリエイティブディレクターに就任
・番組公式サイト・動画・ゲーム等の主力コンテンツを制作統括
[付記]Web of the Year 2005 話題賞(電車男公式サイト)


2004年|個人プロジェクト(株式会社フジテレビジョンでの開発技術を応用して自己資金でコンテンツ化)
オリジナル短編CGアニメ「スペース・クッキー」を制作
[付記]アニメエキスポ東京招待上映


2006年‒2008年|株式会社フジテレビジョン
・CSチャンネル「フジテレビCSHD」(現フジテレビNEXT)開局統括担当として、編成戦略・番組制作を担当
[付記]民放キー局主体でのCSによる初のハイビジョン放送チャンネル「フジテレビCSHD」を開局


2009年|株式会社フジテレビジョン
・地上波連続ドラマ「魔女裁判」(全10話)のプロデュース・原案・プロット作案・ミステリー考証・脚本監修を担当


2011年|株式会社フジテレビジョン
・東野圭吾3週連続スペシャルの企画統括・編成フォーマット開発・各話チーフプロデュース・脚本監修・宣伝アートディレクション・デジタル戦略を担当
[付記]編成局長褒賞奨励賞(高視聴率(平均世帯視聴率15%)およびテレビ業界のスタンダード編成フォーマットを考案した功績による)


2012年|株式会社フジテレビジョン
・連続ドラマ「東野圭吾ミステリーズ」(全11話)企画・統括プロデュース・脚本監修・宣伝アートディレクション・デジタル戦略を担当


2014年|株式会社フジテレビジョン
・開局55周年記念ドラマ「松本清張スペシャル 時間の習俗」企画・チーフプロデュ―ス・脚本監修・宣伝アートディレクション・デジタル戦略を担当


2018年|スカパーJSAT株式会社
・生放送ドラマ「銀河鉄道999 Galaxy Live Drama」の企画・チーフプロデュ―ス・脚本監修・VFXスーパーバイザー・宣伝アートディレクション・デジタル戦略を担当


2022年‒2024年|独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター
・東京国立近代美術館 旧館の展覧会「「抽象と幻想」展」および「日米抽象美術展」をデジタル技術で再現するスクリーン投影型インタラクティブコンテンツ(展示名「再現VR」)を制作
・東京国立近代美術館 イベントにて上記のスクリーン投影型インタラクティブコンテンツをVRヘッドセットにて公開
・東京国立近代美術館 重要文化財 横山大観《生々流転》4K鑑賞コンテンツを制作
・国立西洋美術館 企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」PVを制作
・国立西洋美術館/国立美術館のクラウドファンディング「3Dロダン図鑑」サイト4K動画コンテンツを制作
・国立西洋美術館 「内藤コレクション 記譜写本を歌う」立体音響4K鑑賞コンテンツを制作
・国立アートリサーチセンター「ARTIST TALK」シリーズ制作


※年表には代表的な業績のみを記載
(2025年4月17日 改訂)
(2025年5月15日 一部改訂)