小池秀樹(こいけ ひでき、1968 年‐)はデジタルクリエイティブ領域の研究員。独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター所属。元株式会社フジテレビジョンのプロデューサー、クリエイティブディレクター、アートディレクター。芸術科学会正会員。日本デザイン学会正会員。
武蔵野美術大学在学中より、民間企業にてクリエイターとして映像分野・デジタル分野に携わる。卒業後、フジテレビにアートディレクターとして入社。クリエイティブと並行してデジタル技術を導入したコンテンツの研究開発に従事し、アートディレクターの枠をこえて、インタラクティブコンテンツ・ウェブコンテンツ・番組制作におけるプロデュースやディレクションまで活動領域を拡げる。勤続30 年をもって同社を退職。
国立美術館のデジタルクリエイティブ担当特定研究員に転じ、国立美術館各館における3D・VR・ 4K8K映像コンテンツ等の研究開発を一手に担う。2024 年より、国立アートリサーチセンターのデジタルクリエイティブ担当特定研究員(現職)。
代表作に「SMAP×SMAP」(アートディレクター)「フジテレビ公式サイト」(クリエイティブディレクター)「東野圭吾3週連続スペシャル 11文字の殺人/ブルータスの心臓/回廊亭殺人事件」(企画・チーフプロデューサー)「東野圭吾ミステリーズ」(企画・統括プロデューサー)「フジテレビ開局55周年記念 松本清張スペシャル 時間の習俗」(企画・チーフプロデューサー)「MOMATコレクション展 小特集:プレイバック「抽象と幻想」展(1953-54)」(VR制作)ほか多数。
テレビプログラムのアートセクションメインスタッフとして第1 回文化庁メディア芸術祭優秀賞。テレビプログラムウェブサイトのクリエイティブディレクターとしてWeb of the Year 2005 話題賞。VR制作を担当した展示が日本展示学会「展示学65」(2023)において2022年の代表的展示の一つとして選定。その他、受賞歴多数。
略歴
1992年 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科入学 |
1990年 Adobe Photoshopにて描画表現研究(イラストレーション等) |
1991年 AmigaOS、MacOSにてCG映像研究 |
1992年 - 武蔵野美術大学卒業 学士(造形) 株式会社フジテレビジョン入社 市川崑監督作品に美術コーディネーター・デザイナーとして参加後、アートディレクター(SMAP×SMAP 他)に就任 |
2003年 - クリエイティブディレクター(フジテレビ公式サイト 他) |
2006年 - CSハイビジョン放送チャンネル「フジテレビCSHD」(現・フジテレビNEXT)開局統括担当 |
2009年 - ドラマチーフプロデューサー兼アートディレクター |
2014年 フジテレビ開局55周年企画チーフプロデューサー |
2014年 - ヤングシナリオ大賞事務局長 東京ドラマアウォード選考委員 |
2016年 - スカパーJSAT編成担当主幹 |
2022年 株式会社フジテレビジョン退職 独立行政法人国立美術館 デジタルクリエイティブ担当特定研究員 |
2023年 - 同法人国立アートリサーチセンター デジタルクリエイティブ担当特定研究員(現職) |
スキル
- デジタル戦略におけるプランニング
=特定のテクノロジー(AI、IoT)活用によるコンテンツ制作プロセスの策定
=ビジネスパフォーマンスの向上を目的としたデジタルマーケティングにおける施策 - デジタルクリエイティブにおける企画制作
=2DCG・3DCG・VR等のデジタルコンテンツ(プランニング・プロデュース・ディレクション・各種制作) - 映像コンテンツにおける企画制作
=テレビプログラム・映画・インターネット動画(プランニング・プロデュース・ディレクション・脚本・撮影・編集・音響・各種制作) - アートディレクションおよび各種制作
=UIUXデザイン・グラフィックデザイン・イラストレーション・コンセプトアート・バンドデシネ
関連リンク
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(2025年4月14日 改訂)